2017年 03月 05日
◎ 東京大学、団体交渉で組合の主張を認め、 非常勤講師の「労働者性」を肯定 |
東京大学、団体交渉で組合の主張を認め、
非常勤講師の「労働者性」を肯定
2017年 3月1日(水)、東京大学・第2本部棟1階の、日本語教育センター会議室で、首都圏大学非常勤講師組合と東京大学当局との団体交渉が行われ、当組合が、2017年2月13日(月)付で東大に送った包括的「団交要求書」( PDF参照)で組合側が強く主張していた非常勤講師の「労働者性」について、
「指示命令に従って、授業やって、給料貰ってるんですから、労働者でないという方がが無理でしょう」(*)
と述べ、非常勤講師の「労働者性」を肯定し、東大として、現在の「業務委託」制度を2017年度以降見直す考えを明かにしました。
*正確な反訳
「指揮(指示?)命令に従って金銭貰って、時間働いて金銭貰ってんですから、労働者でないという方が無理でしょう」
また、これにより、これまで東大に追随して非常勤講師を「業務委託」とし、労働者性を認めてこなかった芸大、東工大等他の国立大学法人は東大に「梯子を外された」格好になり、今後、東大に倣う形で、非常勤講師の労働者性を認め、「業務委託」制度を廃止する方向に向かわざるを得なくなると思われます。
【参考資料】東京大学宛・団体交渉申入書(本年 2月13日付)
by uuplt
| 2017-03-05 10:20
| 国立大学法人